連載 聖路加Common Diseaseカンファレンス・1【新連載】
あなたは貧血を的確に診断できますか?
岡田 定
1
1聖路加国際病院内科
pp.800-805
発行日 2007年4月10日
Published Date 2007/4/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402102696
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はじめに
聖路加Common Diseaseカンファレンスとは,聖路加国際病院内科で2006年11月から始まった新カンファレンスである.
稀な疾患や複雑な疾患の検討ではなく,比較的ありふれた疾患(common disease)を複数例で検討しようというカンファレンスである.ありふれた疾患に迅速に的確なアプローチができる“反射神経”を養うことを意図している.11の専門分野(循環器,消化器,呼吸器,内分泌,神経,腎臓,感染症,膠原病,血液,一般,心療)の専門医が毎月の持ち回りで,指導医が研修医と質疑応答を繰り返す.それを誌上で再現したのが,今回の連載である.
「○○の診断 まずここを押さえよう」で始まる.そして「指導医と研修医の質疑応答による症例検討」と「症例から学ぼう」.これを複数症例で繰り返し,最後に「○○の診断 ここがポイント」でまとめる.
それではさっそく,聖路加Common Diseaseカンファレンスを始めよう.第1回目の疾患は「貧血」である.
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