今月の主題 日常診療・当直のための酸塩基平衡,水・電解質,輸液
よく出遭う水電解質異常の鑑別診断と治療を習得する【リン(P)】
低P血症の鑑別診断と治療
須藤 博
1
1大船中央病院内科
pp.507-509
発行日 2007年3月10日
Published Date 2007/3/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402102641
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ポイント
●尿中P排泄が増加しているか(>20mg/dl)否かで,原因が腎への喪失か消化管への喪失か鑑別する.
●低P血症の治療は原疾患の治療が優先するが,高度の低P血症(<1.0mg/dl)ではP製剤の静脈内投与が必要である.
●本邦で市販されている注射用P製剤にはKが含まれており,急速静注は禁忌である.
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