今月の主題 糖尿病にどう対処するか
糖尿病をどう管理するか
インスリン抵抗性改善薬
広瀬 寛
1
1慶應義塾大学保健管理センター/医学部内科
pp.458-460
発行日 2003年3月10日
Published Date 2003/3/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402102559
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ポイント
・チアゾリジンジオン誘導体はPPARγの強力なアゴニストであり,動物実験によると,大型脂肪細胞をインスリン感受性の良い小型脂肪細胞化する.
・血糖および血清インスリン濃度を低下させ,TG,HDL-Cにも好影響を与える.
・心不全や心不全の既往例には使用禁忌であり,心不全のおそれがある心疾患や高齢者には慎重投与が必要である.
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