今月の主題 消化器疾患のエビデンスとエキスパート・オピニオン
腸疾患
潰瘍性大腸炎の病態と治療
船越 信介
1
,
長沼 誠
1
,
日比 紀文
1
1慶應義塾大学医学部消化器内科
pp.1531-1533
発行日 2003年9月10日
Published Date 2003/9/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402102200
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ポイント
・潰瘍性大腸炎の緩解維持療法は,5-アミノサリチル酸製剤と免疫抑制剤が主体であり,臨床的な有用性が証明されている.
・副腎皮質ステロイドは緩解導入に使用されるべきであり,その副作用のため緩解維持には適さない.
・白血球除去療法は,その安全性より今後緩解維持効果の成否を検証する必要がある.
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