今月の主題 循環器薬の使い方 2006
病態に応じた循環器薬の使い方
抗血小板薬
急性冠症候群における使い方
本宮 武司
1
1大森赤十字病院循環器科
pp.1542-1544
発行日 2006年9月10日
Published Date 2006/9/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402101690
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
- 参考文献
ポイント
急性冠症候群発症直後にはアスピリン初回投与量162~325mgを咀嚼服用させる.急性期のみチクロピジンを併用してもよい.
長期的にはアスピリン75~150mg/日,分1(維持量),アスピリン禁忌例ではチクロピジン200mg/日,分2で投与する.
経皮的冠インターベンション(PCI),特にステント留置ではアスピリン初回量を維持量の2~3倍とし,チクロピジンを1カ月間(DESでは3~12カ月間)併用する.
Copyright © 2006, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.