今月の主題 ベッドサイドの免疫学-免疫疾患に強くなるために
知っておきたい免疫疾患のトピックス
【自己免疫疾患とアレルギーのトピックス】
アトピー性皮膚炎
藤本 学
1
1金沢大学大学院医学系研究科皮膚科学
pp.961-963
発行日 2006年6月10日
Published Date 2006/6/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402101651
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ポイント
アトピー性皮膚炎は,免疫学的異常,皮膚バリア障害,環境的要因,遺伝的背景などが関与する多因子性の疾患であり,純粋なアレルギー的機序から一元的には説明できない.
アトピー性皮膚炎の病態は一般にTh2優位であるが,Th1の関与も想定されている.
アトピー性皮膚炎の動物モデルではIL-18が重要な役割を果たしている.
IgEが病態に関与するメカニズムは不明だが,増悪因子として働く可能性がある.
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