特集 Common Disease インストラクションマニュアル―患者に何をどう説明するか
循環器疾患
低血圧症
南 順一
1
,
阿部 力
1
,
松岡 博昭
1
1獨協医科大学循環器内科
pp.80-82
発行日 2006年11月30日
Published Date 2006/11/30
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402101476
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低血圧は,原因不明の本態性低血圧と明らかな原因に基づく二次性(症候性)低血圧に分けられる.起立性低血圧や食後低血圧などの病態も存在する.低血圧の診断に正しい血圧測定は不可欠である.家庭における自己測定値や携帯型自動血圧計による測定結果も参考になる.治療には非薬物療法と薬物療法がある.治療対象となるのは,ふらつき,めまい,全身倦怠感などの症状があり,これらが低血圧に起因することが明らかな場合である.
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