今月の主題 内科レッド・フラッグサイン―よくある症候から危険を見抜く
鼎談
Why did I miss the diagnosis ?
Georges Bordage
1
,
野口 善令
2
,
福原 俊一
3
,
島田 利彦
2
Georges Bordage
1
1イリノイ大学医学部医学教育学部門
2藤田保健衛生大学医学部一般内科
3京都大学大学院医学研究科医療疫学分野
pp.1547-1557
発行日 2004年9月10日
Published Date 2004/9/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402101096
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福原(司会) 本日は,イリノイ大学医学教育科のボルダージュ教授をお招きし,藤田保健衛生大学の野口善令先生と福原で鼎談を行いたいと思います.ボルダージュ教授は現在,東京大学の客員教授で日本にご滞在中です(編集部注:2004年2月1日~7月31日まで).ご専門は医学教育で,特に診断推論に関心をおもちです.
今月号の特集は“レッド・フラッグサイン”ですが,今日はアメリカから臨床問題解決と医学教育の権威をお招きしておりますので,もう少し話題を広げたいと思います.どうしてわれわれは診断を誤るのか? 診断推論におけるエラーの原因は何か? どのようにすればエラーを改善できるのか? また,医学生や研修医がよりよい問題解決の方法を身につけ診断エラーを減らすように,効果的に教えることができるのか?,といったテーマで話を進めたいと思います.
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