今月の主題 抗菌薬を使いこなそう!―実地臨床での正しい選択と投与法
各種感染症―抗菌薬選択の根拠と投与法
尿路感染症
草深 裕光
1
1名古屋記念病院総合内科
pp.640-643
発行日 2006年4月10日
Published Date 2006/4/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402100597
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ポイント
・尿路感染は若い女性に多く,大腸菌が主な原因菌である.
・男性の尿路感染は基本的には複雑性である.
・尿路感染が疑われた場合,急性非複雑性膀胱炎以外は尿培養を採取し,地域の感受性パターンを考慮したエンピリック(経験的)治療を開始する.
・尿路感染の初期治療はST合剤,キノロン,セフェムが選択されるが,腸球菌の場合ペニシリンで治療する.
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