今月の主題 内科医が知っておくべき がん治療
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【肺がん】
非小細胞肺がんの薬物療法
倉田 宝保
1
,
中川 和彦
2
1兵庫県立成人病センター腫瘍内科
2近畿大学医学部腫瘍内科
pp.1932-1936
発行日 2005年11月10日
Published Date 2005/11/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402100346
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ポイント
全身状態良好な進行非小細胞肺がんの初回治療として,プラチナ製剤と新規抗がん剤の2剤併用療法あるいは新規抗がん剤同士を2剤併用したレジメンが推奨される.
再発症例に対してはドセタキセル単剤が推奨される.
ゲフィチニブは現状では,生存を延長させるエビデンスはない.腺がん,非喫煙者などの臨床背景,あるいは遺伝子背景によってセレクトされた症例でのみ生存への寄与が得られる可能性は残っている.
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