今月の主題 肥満症―診断・治療の新展開
肥満症―減量により改善する病態
整形外科疾患
入江 一憲
1
1日本体育大学スポーツ医学研究室
pp.246-248
発行日 2005年2月10日
Published Date 2005/2/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402100020
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
ポイント
変形性膝関節症の発生予防には40歳以下の時期のBMIを25未満とし,進行予防にはその後もBMIを25未満にとどめる.
変形性膝関節症の発症予防には約5kg以上の減量と活動量の維持に努める.
重度肥満でなければBMIは変形性膝関節症に対しての手術適応を左右しない.
肥満と変形性股関節症,変形性脊椎症,腰痛症とは弱い関連性にとどまる.
Copyright © 2005, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.