今月の主題 肥満症―診断・治療の新展開
肥満症―減量により改善する病態
脂肪肝:NASH
西原 利治
1
,
岩崎 信二
1
,
大西 三朗
1
1高知大学消化器病態学
pp.234-235
発行日 2005年2月10日
Published Date 2005/2/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402100016
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ポイント
本邦成人の2~3割は脂肪肝を有する.
飲酒歴に乏しいのに肝組織像はアルコール性肝炎に酷似する症例をNASH(nonalcoholic steatohepatitis)と呼ぶ.
代謝症候群の肝臓における表現型はNASHであり,肝硬変や肝細胞癌の発生母地となる.
日本人は遺伝的にNASHに高感受性の人種であり,肥満が最大の危険因子である.
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