今月の主題 肥満症―診断・治療の新展開
肥満症―減量により改善する病態
耐糖能障害
住田 安弘
1
1三重大学医学部糖尿病・内分泌内科
pp.216-220
発行日 2005年2月10日
Published Date 2005/2/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402100012
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ポイント
肥満はインスリン抵抗性を惹起させ,2型糖尿病発症の重要な危険因子となる.
ほとんどの2型糖尿病の発症に,インスリン分泌低下を伴う.
上半身肥満(内臓脂肪過剰蓄積型の肥満)では,動脈硬化の危険因子が重積しやすい.
ライフスタイル(食習慣や身体活動)の改善は,境界型耐糖能異常(IGT)から2型糖尿病への発症抑制に効果がある.
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