視点
保健所長は医師でなくてもよいのか
佐藤 牧人
1
1仙台市青葉区保健福祉センター
pp.714-715
発行日 2002年10月15日
Published Date 2002/10/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1401902823
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国立保健医療科学院にて
今年の6月末,新しい組織として再出発した国立保健医療科学院でエイズ対策研修基礎コースを1週間受講した,埼玉県和光市郊外の畑と雑木林を切り開いた,閑静な住宅街の一角にある新しい建物はレンガの外壁であり,昔の国立公衆衛生院を思い出した.講義内容は多様で充実し,1994年に横浜市で開催された国際エイズ学会以来の,久しぶりの新鮮な知識に満足した.エイズ対策に真剣に取り組むNGO,東京都や横浜市の職員,医療関係者らの日本での感染爆発に対する危機感の強さは,普段地方にいる者にとって改めての驚きであり,地元に戻り,もう一度対策を見直す必要性を自覚させられた.
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