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今月の事例 東京都南多摩保健所
薬物問題への取り組み—予防から相談・援助の体制整備に向けて
中板 育美
1
,
細見 潤
2
1東京都南多摩保健所
2医療法人ハートピア細見クリニック
pp.690-691
発行日 2002年9月15日
Published Date 2002/9/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1401902817
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はじめに
薬物問題は過去,第1次・第2次乱用期を経て,平成9年には第3次覚せい剤乱用期の到来と叫ばれた.現在でも検挙者数の多くが覚せい剤事犯であることや,乱用者の低年齢化が大きな問題である.
当南多摩保健所では,学校や地域との協働でライフスキル教育と薬物教育を兼ねた健康教育を展開してきたところであるが,さらに予防強化と乱用者に対する相談体制を含めた地域ケア体制の整備を目的とし,事業を実施しているので報告する.
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