連載 地域保健関連法規とその解釈・12
感染症新法
河原 和夫
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1東京医科歯科大学大学院医歯学総合研究科環境社会医歯学系専攻医療政策学講座
pp.906-907
発行日 2001年12月15日
Published Date 2001/12/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1401902636
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1998年(平成10)に伝染病予防法が改正され,「感染症の予防及び感染症の患者に対する医療に関する法律(以下,感染症新法)」ができたが,この改正は実に101年ぶりの全面改正であった.医学の進歩や抗生物質の普及により人類が感染症を克服できるよう思われたが,エイズ,新型クロイツフェルト・ヤコブ病,エボラ出血熱などの新たな感染症に加え,結核や耐性を有した旧来の病原微生物による感染症などの問題や人権にも配慮しながら対処することを目指した内容である.
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