調査報告
宮城県における検診成績からみた循環器疾患の地域差についての考察
土屋 眞
1
1(財)結核予防会宮城県支部
pp.829-833
発行日 2000年11月15日
Published Date 2000/11/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1401902404
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東北地方は脳卒中の発現頻度が高く1,2,15),ことに内陸部が海岸部より一般に高い.一方,近年は高度の高血圧が稀になって,脳出血と脳梗塞の頻度が逆転し,脳卒中の地域差減少が指摘されている.しかし,動脈硬化の促進因子としての高血圧の重要性は変わらない.
このたびの研究目的は,まだ高血圧者がかなり多く,脳卒中死亡率の地域差が明らかな時代に,筆者が検診に従事し,既に報告3〜12)した成績を総括的に再検討することにある.
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