特集 地域における生活廃棄物対策
循環型社会への転換とドイツの廃棄物処理
川名 英之
1
1江戸川大学
pp.249-254
発行日 2000年4月15日
Published Date 2000/4/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1401902275
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自民,自由,公明の3党連立政権が2000年を「循環型社会元年」と位置付け,今国会提出を目指して循環型社会への転換を図るための法案づくりを進めている.これに対し野党の民主党は「拡大生産者責任」をより徹底させた「省資源・廃棄物管理法案」(仮称)の作成を急いでいる.この二つの法案づくりで,モデルとされているのがドイツの「循環経済・廃棄物法」である.ドイツは1994年に同法を制定,1996年に施行し,これを基に世界に先駆けて循環型社会の創造へ向けて第一歩を踏み出した.そこで,ドイツの「循環経済・廃棄物法」の内容と,これによる循環型社会づくりの考え方を同法制定に至る経過を追いながら明らかにし,現状や日本が参考にすべきことなどについても報告する.
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