調査報告
管内3歳児健診アンケートによる生活状況と齲蝕との関連について
中原 由美
1
,
倉住 玲子
2
,
十亀 輝
3
,
筒井 博之
4
1福岡県筑紫保健所
2福岡県久留米保健所
3福岡県医療指導課
4福岡県厚生課
pp.674-677
発行日 1998年9月15日
Published Date 1998/9/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1401901958
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生涯を通じた健康づくりを進めるなか,口腔の機能維持は,その重要な要素として取り上げられるようになってきた.本県においても,平成4年度「福岡県8020運動推進協議会」を設置し,歯科保健が生涯を通じた健康づくりの一翼を担うことを目的とした運動を推進してきている.特に,乳幼児期は,食習慣の確立期であり,この時期の歯科保健のあり方は,将来の口腔状況に大きな影響を与えると考えられる.
乳幼児の地域歯科保健活動は主として1歳6カ月児および3歳児歯科健診が行われているが,乳幼児齲蝕を予防するには,幼児の家庭生活や生活環境を考慮した指導が重要であると考えられる.
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