連載 在宅高齢者ケアの支援システム—アセスメントとケアプランの試み・3
虚弱老人の生活援助をめざして
縄井 詠子
1
1北海道滝川保健所
pp.376-380
発行日 1996年5月15日
Published Date 1996/5/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1401901487
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身体機能の低下した高齢者が入院医療が終了した後,家庭生活や社会生活に適応していくためには,身体面,精神面,社会面のアプローチが必要である.訪問指導においては,日常生活上の工夫,再発防止や機能訓練,社会参加の場の提供などを行っているが在宅療養者やその家族の考え,思いは療養計画を作成するうえで重要な位置を占める.高齢者が持っている能力を,できるだけ活かしたいと望んでいるのかを見極めることも,援助の目的をどこにおくかにかかわってくるところでもある.
ここでは,初めての脳卒中発作(脳梗塞)により2カ月間入院後,在宅生活に戻った1例を紹介する.
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