連載 地域精神保健の展開—精神保健センターの活動から・14
栃木県精神保健センターの活動—さまざまな協力組織・ボランティア育成を通して
大西 守
1
,
椎名 良子
1
,
塚田 里香
1
,
平本 満
1
,
小倉 謙介
1
1栃木県精神保健センター
pp.340-342
発行日 1995年5月15日
Published Date 1995/5/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1401901262
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1.はじめに
栃木県精神保健センターは昭和43年に,従来からの精神相談所(昭和27年開設)を拡充して設立されている.その業務の一つとして重要な位置を占めてきたのが精神保健に関する協力組織・ボランティアの育成である2,4).
各団体との関わりの持ち方は,その発生状況から二つに分けることができる.一つはセンター事業のなかでグループが生まれ組織化していったもの,もう一つは事業上の必要から既存の組織と結びついたものである.実際には,前者の発展的な誕生による団体がほとんどである.そこで,栃木県の精神保健活動のなかで,地域に密着した協力組織・ボランティア育成の実情について紹介し,今後の課題について検討してみることとする.
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