特集 21世紀に向けたヘルスマンパワー計画
ヘルスマンパワーのニードと将来像—歯科衛生士
金子 ケイ子
1
Keiko KANEKO
1
1湘南短期大学
pp.542-545
発行日 1992年8月15日
Published Date 1992/8/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1401900624
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◆はじめに
20世紀最後の10年を歯科衛生士教育に生きる筆者には,この10年間が21世紀を準備する,とても重大な期間であるとかねがね思ってきた.21世紀の歯科衛生士像も恐らくこの間に暖められ,孵化するのではないだろうか.最近の話題に,聖路加病院の副院長に総婦長さんが抜擢されたことを知り,医療の枠組みやシステムが確実に変わっていることを強く印象づけられている.
幸いにも,35年有余にわたる筆者の教育活動は,ほぼ歯科衛生士のニードに即応した業務の変遷の流れにあたり,その時々の近代化,現代化した歯科界の流れと密接に関連してきた.これを省みずして私たちの未来は展望できないし,21世紀の歯科衛生士像も浮き彫りにはできない.
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