特集 21世紀に向けたヘルスマンパワー計画
ヘルスマンパワーのニードと将来像—理学療法士
奈良 勲
1
,
杉元 雅晴
2
Isao NARA
1
,
Masaharu SUGIMOTO
2
1金沢大学医療技術短期大学部
2藍野医療技術専門学校
pp.530-533
発行日 1992年8月15日
Published Date 1992/8/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1401900621
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◆はじめに
戦後半世紀,わが国は平和と経済成長が持続し,国民は豊かで安定した生活を送っている.また,栄養状態や衛生状態の改善,医療機関の整備,医療関係者の努力により最長寿社会が現実のものとなった.これに伴い国民の健康に対する関心が高まり医療への要望も多様化し,健康増進や疾病予防からリハビリテーション医療(リハビリ医療)までの広い範囲の良質なサービスを求めるようになってきている.従来の理学療法士は医療分野での活動が中心であったが,これからは保健分野や福祉分野や,それを統括する行政機関への就職が期待されている.そこで,それぞれの分野における理学療法士へのニーズを考え,その将来像を想起する(図1).
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