特集 廃棄物処理—公衆衛生の課題
松戸市のごみ処理の現状と課題
一色 輝雄
1
Teruo ISSIKI
1
1松戸市清掃部ごみを減らす課
pp.858-861
発行日 1991年12月15日
Published Date 1991/12/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1401900481
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◆はじめに
松戸市は千葉県の北西部に位置し,江戸川を境に東京都と埼玉県に接し,都心から20km,電車でわずか30分の通勤圏にある.
首都東京という巨大都市に密着した立地条件に加え,活発な区画整理事業の推進,大規模な公団住宅の誘致,常磐線の複々線化・千代田線の開通等,交通網の整備などが相まって急激な人口増加を示し,現在45万人を超える県下有数の大都市に発展している.
人口が増加するに従い,市民意識や価値観の多様化などで,新たな行政課題が求められ,昭和52年に松戸市長期構想が策定され,21世紀を展望した将来都市像「文化的でみどり豊かな住みよい活気ある都市」を目指した計画行政を積極的に推進している.
市民生活に直結した清掃行政については,「快適で住みよい暮らし」を施策の体系に掲げ,ごみの排出から収集・最終処分までのトータルシステムを考えた,松戸市一般廃棄物処理基本計画を策定し,住みよい地域社会と清潔で快適な生活環境のまちづくりの実現に向けて積極的な事業の推進に努めている.
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