発言あり
エイズの日
加藤 竺子
,
高杉 豊
1
1大阪府環境保健部健康増進課
pp.829-830
発行日 1991年12月15日
Published Date 1991/12/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1401900473
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「エイズ蔓延に知恵と努力を」
燃えるような生命への執念を残しながら,いくつかの若い命がHIV感染のために消えていった.
そのやるせない悲しみと故人への思いを,一枚一枚のキルトに込めてつづられた,エイズ患者の思い出のキルトが展示され,多くの関係者や市民に,強い感動を与え続けている.「メモリアル・キルト・イン・フクオカ」というこのユニークな展覧会は,「The Names Project」のメンバーの来日を機会に,エイズ・キャンペーン全国ツアーの皮切りとして,市内のデパートの展示場で開かれたが,京都の染色家斉藤洋氏が,1988年,アメリカでエイズに関係する悲しみのキルト・グループの方との出会いにより,エイズ禍の社会問題を救うためのキャンペーンとして,海を越え,多くのボランティアの方々の共感を集めながら,“メモリアル・キルト日本の旅”の実現になったと聞く.
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