調査報告
島根県におけるインフルエンザの流行(1989/90)
持田 恭
1
,
飯塚 節子
1
,
板垣 朝夫
1
,
五明田 斈
1
,
保科 健
1
,
糸川 浩司
1
,
新田 則之
2
,
岡田 尚久
3
Kyo MOCHIDA
1
,
Setsuko IITSUKA
1
,
Asao ITAGAKI
1
,
Manabu GOMYODA
1
1島根県立衛生公害研究所
2島根県公衆衛生課
3島根県出雲保健所
pp.132-134
発行日 1991年2月15日
Published Date 1991/2/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1401900287
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◆はじめに
昨年のインフルエンザ(1988/89)終息後の国内におけるインフルエンザウイルスの分離状況をみると,1989年8月神奈川県でB型,9月,11月横浜市でAH3N2型(以下A香港型と略す)およびB型,10月神戸市でAH1N1型(以下Aソ連型と略す)が散発例から,さらに,集団発生からウイルスが11月横浜市(B型)および東京都(A香港型)から分離されている1〜2).それゆえ,今シーズン(1989/90)のインフルエンザはA香港型だけでなく,B型の流行もあることが推察された.
われわれは,島根県における今シーズン(1989/90)のインフルエンザの流行状況を調査したところ,A香港型で始まった流行が,シーズン途中にB型の流行に置きかわったので,その結果を報告する.
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