特集 今後の医師養成と病院
【各県の医師確保対策】
【島根県】島根県の医師確保対策の概要
木村 清志
1
1島根県健康福祉部
キーワード:
現役の医師を呼ぶ
,
将来の医師を育てる
,
島根で働く医師を助ける
Keyword:
現役の医師を呼ぶ
,
将来の医師を育てる
,
島根で働く医師を助ける
pp.1035-1037
発行日 2009年12月1日
Published Date 2009/12/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1541101597
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■背景
島根県は東西に細長く,海岸沿いの狭小な平地を除いては大半が山間地域であるとともに,隠岐諸島という離島を持つ.以前から離島,中山間地域においては医師不足という課題を抱えていたが,近年では,市部の中核的な病院においても様々な診療科で医師不足となり,診療科としての機能低下にとどまらず,救急医療の機能も低下している.
そういった状況の中で,島根県では1992年の「島根県へき地勤務医師確保協議会」設置を始めとして,地域医療支援のための制度等を創設してきた.2006年度には,医師を室長とする医師確保対策室を新設し,現役の医師の招聘を強化するとともに,将来の地域医療を担う医師を育てるために,大学とそれまで以上に協力・連携する取り組みを開始した.現在,島根県では地域医療を支える医師を「呼ぶ」「育てる」「助ける」を3本柱として取り組んでいる.
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