特集 シリーズ 公衆衛生と感染症—感染症の患者に対する医療体制の課題と展望
日本の医療提供体制の特徴と政策課題—COVID-19の影響を踏まえて
島崎 謙治
1
1国際医療福祉大学大学院
キーワード:
地域医療構想
,
診療報酬
,
医療計画
,
感染症予防計画
,
かかりつけ医機能
Keyword:
地域医療構想
,
診療報酬
,
医療計画
,
感染症予防計画
,
かかりつけ医機能
pp.4-13
発行日 2023年1月15日
Published Date 2023/1/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1401209968
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ポイント
◆日本の医療提供体制の大きな特徴は、小規模な民間病院が多いことや病床当たりの医療スタッフが少ないことにある。
◆COVID-19のまん延は、医療資源が広く薄く分散している日本の医療提供体制の脆弱性を浮き彫りにした。
◆政策課題としては、医師の働き方改革と一体的な地域医療構想の推進、医療機関の集約・再編を促す診療報酬改定、医療計画と感染症法に基づく予防計画の整合性の確保、かかりつけ医機能の制度化が挙げられる。
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