映画の時間
—隕石を見つけた。草笛が吹けた。どっちも今の私に起きた、小さな奇跡。—ツユクサ
桜山 豊夫
pp.473
発行日 2022年5月15日
Published Date 2022/5/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1401209848
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保健所に勤務している方は思い当たるかもしれませんが、アルコール依存症の方から相談を受けたときに、地域の断酒会を紹介することがあります。本作品の冒頭は、断酒会のシーンから始まります。主人公の芙美(小林聡美)はアルコール依存症を克服しようとしているのです。
将来は天文学者を目指している少年、航平(斎藤汰鷹)はある日、流れ星が航平の住む田舎町に落ちてくるのを目撃します。隕石となった流れ星は海沿いを走る、主人公・芙美の車を直撃します。隕石は小さかったため芙美は大きなけがをすることはありませんでしたが、車体は転倒し、走行不能になってしまいました。芙美は友人の直子(平岩紙)に助けを求めます。
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