特集 働く人々の睡眠改革—健康と安全の確保のために
生活環境の温度と睡眠の関係
佐伯 圭吾
1
1奈良県立医科大学疫学・予防医学教室
キーワード:
熱放散
,
入眠潜時
,
睡眠効率
,
室温
,
湿度
Keyword:
熱放散
,
入眠潜時
,
睡眠効率
,
室温
,
湿度
pp.52-57
発行日 2022年1月15日
Published Date 2022/1/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1401209770
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ポイント
◆質の良い睡眠には、体を寒冷曝露から保護し、四肢の皮膚からの熱放散を実現する温度環境が望ましい。
◆冬の就寝前には、入浴することや部屋を暖かく保つことが、速やかな入眠につながる。
◆夏の睡眠環境は、毛布や掛け布団を使用した上で、エアコンを用いた室温・湿度の調整が重要と考えられる。
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