保健行政スコープ
在宅ケアの推進
野村 陽子
1
1厚生省健康政策局計画課
pp.504-505
発行日 1988年7月15日
Published Date 1988/7/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1401207739
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高齢化社会の進展が大きなインパクトとなって,在宅ケアの重要性が強調されてきている.近年の疾病構造の変化,核家族化や共働きなどに伴う家庭介護機能の低下等の様々な背景により,在宅ケアに対する社会的ニーズが増加してきている.これに対応してここ2,3年における厚生省の新規施策でも,数多くの在宅ケアに関する施策がみられる.
また,地域においても総合的かつきめ細かな在宅ケア推進のための様々な方策が打ち出されてきている.そこで在宅ケアのシステム化を先進的に実践している地域の実情とその動向を探り,また近年の厚生省の施策を概観することにより,今後の在宅ケア推進の課題について考えてみたい.
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