特集 市町村保健センター10年の歩み
市町村保健センターの現状と課題
滝沢 秀次郎
1
Shujiro TAKIZAWA
1
1厚生省健康政策局計画課
pp.10-13
発行日 1988年1月15日
Published Date 1988/1/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1401207595
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近年,疾病構造の著しい変化,高齢化社会の進展,医学・医術の進歩,地域住民のニーズの多様化,高度化等を背景として,地域保健対策の在り方にも抜本的な見直しが求められていると言えよう.
昭和20年代,30年代をピークとした結核予防対策や,その後の昭和40年代の公害対策などの集団的疾病予防や"露呈した状態"に対する"対症療法"の時代から,"自らの健康は自らの手で"という健康増進の時代へと変様してきており,昭和50年代に入ってからの各種の地域保健対策をみると,そうした状況を反映した考え方が基本となっている.
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