日本列島
温泉地市町村に低率な脳卒中死亡
土屋 真
1
1仙台市衛生局東保健所
pp.470
発行日 1984年7月15日
Published Date 1984/7/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1401206885
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宮城
脳卒中の高率な東北地方にも地域差があって,一般に内陸部は海岸部より高い.このことは粗死亡率・訂正死亡率・標準化死亡比(SMR)からも明白である.「成人病の疫学分布研究協議会」が算出した6年間平均の脳卒中のSMRでみると,全国平均100に対し,宮城県内陸部農村S町の男女が158.1,N町129.6に対し,漁村K町66.9,O町81.8だ.
ここで御紹介する「鳴子町」は,県北内陸部の山形県境にあって,人口12,066,面積325.29km2の山が多い広大な温泉郷である.冬は積雪地帯でスキー場もあり,また5ヵ所の温泉の多数の源泉から豊富な湯が湧出している.
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