特集 人口問題
人口再生産の生理学
我妻 堯
1
Takashi WAGATSUMA
1
1国立病院医療センター産婦人科
pp.402-410
発行日 1982年6月15日
Published Date 1982/6/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1401206535
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ヒトの生殖生理学(産婦人科学)の立場から人口問題を論ずるとすれば,人口増加の原因は,出生率が死亡率に比して著しく増大したためであり,それに対する人口抑制策の手段としての出生抑制法(Fertility Regulation)即ち,避妊,不妊手術,人工妊娠中絶が問題となる.
そのほかに,人口の質の問題,遺伝,陶汰,羊水分析による先天異常の診断,治療なども,人口問題にはいるがここでは省略する.
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