保健・医療と福祉
国立犀潟療養所(新潟県)
石田 央
1
1国立犀潟療養所・精神科医
pp.370-371
発行日 1979年5月15日
Published Date 1979/5/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1401205849
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はじめに■
国立犀潟療養所は昭和23年,結核療養所として発足したが,近年の結核患者減少傾向2)に伴い,42年からは精神療養所に転換し,病床数100床から出発した.その後12年を経た現在,地城住民の要望も強く,精神科病棟を増床(300床),小児神経内科病棟(40床),児童精神科病棟(40床),神経内科病棟(40床),身体障害者用の機能訓練棟が併設された.さらに52年には,理学療法士(RPT),作業療法士(OTR)の養成を目的とした付属リハビリテーション学院(1学年=PT 20名,OT 20名)3年制が開校された.
当所は,地理的には日本海側の中都市に隣接し,文化的にも多くのハンディキャップがある.しかし,当施設に対する医療,リハビリテーション,福祉への地域住民の期待は大きく,その設立理念も地域医療,福祉への貢献を最重点としている.
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