発言あり
行政改革
や
,
け
,
こ
,
ふ
,
ま
pp.815-817
発行日 1977年12月15日
Published Date 1977/12/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1401205518
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住民の立場にたつ改革
行政改革は,目下のところ,政府主導型のようである.住民本位の行政改革はどうも影がうすい.全国の各地での,保健衛生への要求は多様であり,政府はなにがしかの対応をせざるをえず,予算・要員増をともなう措置がいくつかとられてきた.だが,保健所の機能に関する限り,改革は縮小,切り捨ての観がある.神戸の公衆衛生学会での保健所問題の特設討論も,住民の立場にたつ要求の踏みだしという点からみて,もどかしい感じがする,思い切ったことを,一つ書いてみよう.
(1)保健所は,その管轄する地域の乳幼児から老人にいたるまで,あらゆる年齢階層の保健と医療に責任をもつ第一線の行政機関である.各省庁にまたがる保健衛生行政は,保健所において集中して把握される.
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