研究
肥満児の実態と疫学的解析
箕輪 真一
1,2
,
平木 陽一
1,2
1群馬大学医学部公衆衛生学教室
2高崎市学校保健会
pp.209-216
発行日 1976年3月15日
Published Date 1976/3/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1401205155
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はじめに
成人肥満は心疾患,高血圧,動脈硬化,肝硬変,糖尿病などの成人病発生に深い関係があり,しかもその死亡率が比較的高いことは諸家の報告1)〜5)するところである.
Mullins6)は,成人肥満の1/3はすでに小児期に発症しており,肥満度も高いと報告しており,Haase7),Abraham8),Nordsieck9)は小児肥満の多くが成人肥満に移行すると述べている.
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