特集 学校医
学校医は何をどうしていったらよいか
白戸 三郎
1
,
本城 明朗
2
,
安倍 弘毅
3,4
1神奈川県立衛生短期大学
2岡山県学校保健協会
3久留米大学
4久留米信愛女学院短大
pp.286-291
発行日 1974年5月15日
Published Date 1974/5/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1401204845
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医学教育と行政体系の根本的検討から
「学校医をどうしていったらよいか?」という題を与えられたが,どうも主題の意味がはっきりしない.今のままの学校保健行政のワクのなかでどうしたらよいかという意味にも受取れるような気もするし,学校保健行政のあり方そのものの変革を考えての上での学校医のあり方のようにも受けとれる.どちらに焦点をあててこの文を書いたらよいかと迷ってしまった.
いずれにしても,学校医問題は学校保健全体のあり方と深い関連を持っているし,さらに地域保健と学校保健とのかかわりあいや,専門職としての養護教諭のあり方とも密接な関係があるので,学校医のことだけを取りあげて論ずることは到底不可能である.
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