人にみる公衆衛生の歴史・13
加藤時次郎(1858〜1930)と鈴木梅四郎(1862〜1940)—実費診療所の設立
川上 武
1
,
上林 茂暢
1
1杉並組合病院内科
pp.334-335
発行日 1972年5月15日
Published Date 1972/5/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1401204480
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今日"医療の社会化"といっても,多くの人にとってごく当たり前のこととしてうけとめられるであろう.しかし,この考え方も定着をみるには,いくたの闘いを必要としてきた.その口火をきったのが実費診療所設立の運動である.
ところで現在では,鈴木梅四郎とならんで実費診療所とむすびつけて思いおこされる加藤時次郎も,その生涯は波乱の多いものであった.
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