研究
三鷹保健所における精神衛生活動のすすめ方
小野 恵
1
,
桑江 ときは
1
,
笹井 安佐子
2
,
水島 サトエ
2
,
菅原 とし子
2
,
岩瀬 淑子
2
,
高橋 知栄子
2
,
宮部 幸子
2
,
甲斐 静江
2
,
青野 英子
2
,
小田 久子
2
1東京女子医科大学衛生学教室
2東京都三鷹保健所
pp.565-568
発行日 1971年9月15日
Published Date 1971/9/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1401204342
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はしがき
精神衛生活動が地域活動の対象として考えられるようになったのは,世界的にもさして古い昔ではない.近代医学のなかに精神医学が新しい分野を占めた一つの端緒とされるフランスのピネルの解放以来,主として病院医学として試みられてきた精神病学は,20世紀後半を迎え大きな転換を図らざるを得なくなった.
その発展の様相は,それぞれの国のおかれる歴史の上に立った国家機構と国民性によりおもむきを異にするのは当然であるけれども,「地域」のなかに諸種の衛生活動を押し進めようとする傾向は共通であり,しかもその希求度は切実なものがある.
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