私の意見
住民検査センターの考え
津田 順吉
pp.195
発行日 1970年3月15日
Published Date 1970/3/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1401204049
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公衆衛生は個に発し,個にもどると思うので,あえて投書した.この雑誌のただし書の"保健活動のパイロット"というのも日本医師会流に"増健または強健"に改むべきものと観念的な提案もしたい.
ずっと以前から,人間ドックのやり方が行なわれ,ガン,成人病,小児病,腎臓,心臓などのセンターもできて,いわば病的自覚のない健康人を取り扱うものがたくさんできている.もう1つ医師会病院の構想から臨床検査センターができた.これは主として開業医の取り扱う病人の検査である.だから臨床がつく.ところで,寄生虫予防協会が拡大し,各県に検査センターができつつあり,私立のこれと似たものもあるときく.最近,秋田市に県立の検査センターができたとか.これも臨床検査センターというらしいが,予防協会のものは単に医師から依頼される主として病人の検体だけでなくドック的な検体がおもなもののように理解する.
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