グラフ
脳卒中後遺症に悩む老人に福音—七沢リハビリテーション・センター
pp.251-252
発行日 1967年5月15日
Published Date 1967/5/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1401203451
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"からだの不自由な老人に明るい生活を"という趣旨のもとで,41年12月設立されたリハビリテーション・センターは,神奈川県厚木市の市街地の景勝の地である七沢に威容を誇っている。地下1階,地上5階の老人医学全般にわたる総合医療研究機関であり,主として脳卒中後遺症のリハビリテーションに主眼をおく病院のほかに,特別養護老人ホームが隣接して,治療と日常生活訓練が密接に連けいされて行なわれているのがこのセンターの大きな特徴である。
中心となるリハビリテーション部には,部長,PT10名,OT2名,ST2名,ヘルパー6名というスタッフがそろい,活発なリハビリテーションサービスが行なわれている。これらの各専門家によって患者の状態があらゆる角度から把握されてプログラムが作られる。患者は安心して訓練がうけられ,他のあらゆる疾病に対しても即時に治療が受けられるという総合病院システムになっている恵まれた施設である。
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