特集 人災と健康—第7回社会医学研究会・主題報告と総括討論
総括討論
人災と健康—その社会医学的問題点をめぐって
庄司 光
,
奈倉 道隆
1
,
山下 節義
1
1京大医学部公衆衛生学教室
pp.634-641
発行日 1966年11月15日
Published Date 1966/11/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1401203373
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
社会が複雑化されていく中で健康を破壊する要因も飛躍的に広範になってくる。と同時にみえない敵,あいまいな原因など,住民自らの力なくしては解決できない現状に対して,医学はもはや個人を追う段階ではないといわれる。そのような中で,社会医学研究会が,今年のテーマとして"人災と健康"をとりあげ,2日間にわたる活発な討議をくり広げた意義は大きい。ここでは,それらの報告を討議し,まとめる中から,新らしい明日からの活動のエネルギーをひき出し,共に考えていくための素材を提供する意味で総括討論を収録したものである。
Copyright © 1966, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.