特集 社会医学(第4回社会医学研究会講演)
一般演題
医療保険における給付率と受診率の関係について
朝倉 新太郎
1
1阪大公衆衛生学教室
pp.573-575
発行日 1963年10月15日
Published Date 1963/10/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1401202739
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国民皆保険が達成された現在,医療保障推進の重点は,被用者保険本人を除いては一般的に5割であるところの給付率を引上げ,国保及び被用者保険家族の受診率を高めることである。しかしそのためには,給付率の引上に伴う受診率の増加に対応して,医療供給の態勢をどのように整えるか,また相当巨額に達するものと予想される医療費の増加にどう対処するかという問題などについて充分検討をつくしておかねばならない。以下,このようなことに資するため,医療保険における給付率と受診率の関係について考察した。
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