原著
Bephenium hydroxynaphthoate(Alcopar)の鉤虫駆虫効果
松崎 義周
1
,
高橋 達男
1
,
山崎 俊幸
2
1横浜市大医学部寄生虫病学教室
2稲田登戸病院
pp.104-106
発行日 1962年2月15日
Published Date 1962/2/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1401202497
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緒言
従来の鉤虫駆虫薬は何れもアメリカ鉤虫(N. Americanus)には相当強い駆虫力を発揮しているが,ツビニ鉤虫(A. duodenale)に対してはその駆虫力が低く,副作用の点より見ても満足すべきものがなかった。
しかるにCopp,Standen,Scarnell,RawesおよびBurrows(1958)の広範な研究の結果,次のごとき方程式のものがNippostrongylus murisに有効なることが判明した。
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