特集 保健所管理
保健所管理についてのセミナー
8.保健婦の業務
金子 光
1
,
小林 富美栄
2
,
北野 博一
3
,
谷口 智子
4
,
土谷 節子
5
,
鈴木 キヨ
,
曾田 長宗
6
,
岡田 菊枝
7
,
永野 貞
7
,
橋本 正己
8
1厚生省医務局
2厚生省医務局医事課
3厚生省公衆衛生局保健所課
4東京都大森保健所
5埼玉県熊谷保健所
6公衆衛生院
7公衆衛生院衛生看護学部
8公衆衛生院衛生行政学部
pp.58-62
発行日 1959年1月15日
Published Date 1959/1/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1401202078
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〔事例発表〕
1.保健婦活動の事例 高知県中央保健所長 中屋 逸郎
高知県では10年来保健婦を町村に駐在させ担当地区の綜合業務を推進することにより相当の成果を收めてきたのでここに報告する。
本県は四国南側で面積約7,100平方粁,人口約90万で地形,山脈と峡谷が主で,産業に乏しく交通不便で行財政の困難な県である。終戦前は保健所数3,保健婦数20で,公衆衛生は甚だ低調であつた。即ち保健所及び保健婦活動は僅かに保健所所在地周辺に限られ,非民主的不公平のそしりを免がれなかつた。この点を反省し昭和23年保健所数5,保健婦65名を以て全県下を保健婦によつて分担し,保健所事業を可及的滲透すべく駐在制をとることに踏みきつたのである。
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