綜説
新しい殺虫劑の功罪
鈴木 猛
1
1東大伝染病研究所寄生虫研究部
pp.15-20
発行日 1956年5月15日
Published Date 1956/5/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1401201676
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編集部から示された表題の斬新さに誘われて,引受けてはみたものの,「新殺虫剤の功罪」とは,なかなかに難かしい問題である。ここでは,近い将来に,我が国の公衆衞生の分野に登場する可能性がある,いくつかの新しい殺虫剤の横顔を紹介しつつ,それらも含めて,DDT,BHC以後の近代殺虫剤の功罪について,雑然と私見をくりひろげてみたい。
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