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百日咳の疫学的研究—昭和24年より25年に亘つて流行した1農村に於ける調査
金子 義德
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1国立公衆衞生院衞生微生物学部
pp.9-15
発行日 1953年4月15日
Published Date 1953/4/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1401201190
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百日咳の疫学的調査はすでに幾多先人によつて行われている所であるが,百日咳の爆発的流行に関する報告特に離島辟村などにおける調査報告は極めて少ない。Stallybrass及びde Rudderの報告,わが国では小山の伊豆御蔵島,室橋等の伊豆三宅島の大流行の調査(2)があり,百日咳流行の機序について疫学的考察が行われている。しかしながら百日咳には果して先天性免疫が存在しないかどうか,不顕性感染の頻度は如何,などの問題については,疫学的にも極めて重要な課題であると考える。これらの問題についてたまたま百日咳の爆発的大流行を見た埼玉県高坂村乳幼児について,疫学的調査特に百日咳皮膚反応検査をも利用して詳細な調査を行つた。ここにその概要を報告する。
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