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百日咳の追放/テネシー州の狂犬病流行の防遏
三木
pp.119-120
発行日 1951年2月15日
Published Date 1951/2/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1401200780
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合衆國内の多くの市町村では子供の傳染病の中で第一の殺人病である百日咳を無くすために各地の衞生局の援助を得て免疫的闘爭を實施中である。本病は合衆國衞生部の調査によれば脊髓灰白質炎や,ヂフテリアや,麻疹や,猩紅熱等の總てを總括したものよりも生後2年以内の子供を倒す髓一のものである。百日咳の小兒の死亡を減少させるために,合衆國當局は生後6ヵ月以内に豫防注射を推奬している。
本豫防注射は若し子供が若ければ若い程本病の攻撃から其機會が少なくなるのである。米國公衆衞生協會は就學前の兒童全部に豫防注射を推薦している,既に41州では州衞生局の手により百日暖免疫を無料で奉仕する州法がある。若干の市では數年前から大量の免疫を實施している,爾來之等の市では百日咳流行の兆はない。
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