研究報告
栃木縣馬頭中學のShigella flexneri 1Bによる集團發生について
大橋 久治
1
,
渡邊 恒明
1
,
遠藤 昌雄
2
1栃木縣衞生研究所
2栃木縣烏山保健所
pp.40-42
発行日 1952年6月15日
Published Date 1952/6/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1401201059
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緒言
昭和26年9月迄に發生した栃木縣下の赤痢及疫痢の患者發生數は屆出だけでも2421名,死亡者461名と驚異的な數字を示し,集團的に或は散發的に流行した。
昨年栃木縣下に發生した赤痢流行の主流をなした菌種はSh, flexneri 2bで他の菌型は比較的少數であつた。特にSh, flexeri 1bは全検出菌種數の0.9%に過ぎなかつた。偶に本年6月栃木縣馬頭中學校に發生した集團赤痢はSh, flexneriによるものにして茲にその大要を報告する。
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